2014-01-24
アキュフェーズのチャンネルデバイダーDF-45とマルチチャンネル・パワーアンプPX-650は、アキュフェーズの好意に甘えてずいぶん長く使わせてもらってしまいました。
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アキュフェーズ デジタル・チャンネルデバイダー DF-55 ¥750,000(税抜き)
DF-45はその後DF-55にモデルチェンジを果たしました。両方ともわが家で聴きましたが、想像以上に音質差が大きかったのに驚いたことを覚えています。DF-45単体で使っている分には、音質は素晴らしいし扱い勝手は極めて簡易だし、これ以上のチャンデバは世の中に存在しないだろうななどと思わせるものがありましたが、DF-55と取り替えたら音がよりくっきりと鮮やかになり、より高度なマルチアンプ・サウンドをものにしているような気にさせてくれたものです。
PX-650はアキュフェーズ初の、そして現在のところ唯一のPWM方式高効率アンプですが、これがわが家へやってきた時にはいわゆる「パラダイム・シフト」の感覚を味わうこととなりました。それまでB-2302Vをウーファーに、M-AX10を4chモードにして中〜高域に使ったマルチアンプを実践していたのですが、PX-650はまるで別次元のウルトラハイスピードを聴かせます。もう何だかまるっきりオーディオの概念そのものがひっくり返ってしまいそうな大きな違いに目を白黒させたことを覚えています。
ハイスピードでハイパワーの恐るべきサウンドが構築されたのですが、その一方でB-2302V+M-AX10に比べて何となく音数が減るというか、いや、音数そのものは存分に表現されるのですが、音像と音像の間にある空気の濃厚さというか、色合いが重なった時の中間調の複雑さというかがどこか整理されてしまったような印象を受けたのも事実です。しかし、それも鳴らし続けていたらまったく気にならなくなってしまいました。いやPX-650、まことに恐るべきアンプです。
わが家のPX-650は受難続きで、設置してから2度も落雷の被害に遭い(といっても直撃じゃなくて近隣に落ちたようです)、アキュフェーズへ送り返すということを繰り返す羽目となりました。2度目などは何と基板のパターンがはがれてしまっていたそうで、「現場がもうダメだといってるんでこれ、捨てちゃいますよ」と広報のIさんから連絡をもらったほどです。
わが家のマルチは最盛期で5ウェイまでいっていたもので、PX-650を2台借りてウーファーのみBTL駆動とし、残りの4chで上の4ウェイを鳴らしていましたが、落雷騒ぎなどでアンプがなくなり(1台は何とか都合してくれたんですが)、その後チャンデバも返却して、今は事実上BHのみで音を聴くこととなっています。近々マルチも再興する予定ですが、しばらくは難しいかなぁ。
アキュフェーズの製品が最初にわが家へやってきたのは、ひょんなことがきっかけでした。オーディオアクセサリー誌でシングルレイヤーSACDの試聴記事を頼まれ、さぁ音楽を聴こうという段になって愛用のDV-AX10が動かなくなってしまったのです。慌ててパイオニアに修理は依頼したものの、このままでは締め切りの間に合いません。それでオーディオアクセサリー編集部に「何でもいいからSACDのかかるデジタルプレーヤーがお手元に空いていませんか?」と連絡したら、すぐ送ってくれたのがアキュフェーズのプレーヤーだった、というわけです。
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アキュフェーズ デジタルトランスポートおよびD/Aコンバーター
DP-100/DC-101 2000年発売 ¥1,500,000(セット 当時、税抜き)
送られてきたのは何とDP-100/DC-101のセットでした。世界初のセパレートSACDプレーヤーです。最初に音を聴いた時には、本当にたまげましたね。SACDはいうに及ばず、CDであっても真に優れた内容の持ち主であれば、これまでのどのプレーヤーでも聴き得なかった"芸術の真髄
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